
さくら _ 個展
「scene」
2025年9月6日土曜日 – 9月20日土曜日
彼女の作品は、日常の「ある場面」のまちの音や話し声を描いているように思える。
そんな時間感覚をトレースしている。
作品の中にある「余白」が、鑑賞者たちに思い思いのストーリーを描く自由さを与えてくれる。
本展は(きっと彼女の根っこにある)映画や音楽から切り取られたシーンの展示になります。
ぜひご高覧ください。
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<作家より>
映画や音楽が好きです。
見逃してしまいそうな場面のなかに、ふと物語やこだわりを感じる瞬間があるから。
何度も観たり聴いたり、
そのときの気分によっても、感じ方は変わる。
楽しみ方は無限で、どんな受け取り方も間違いじゃない。
そんな「余白」があるからこそ、惹かれるのだと思います。
本展は、そんな私の中に積もった映画や音楽の「scene」を描いたものです。
誰かの記憶と、私の記憶が、ふと重なるような「余白」のある展示になればと思っています。
さくら _
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アーティストステートメント
私は、青を基調としたシンプルな表現で、日常の中の風景や記憶を切り取る作品を制作しています。
作品に描かれているのは私自身の記憶に基づく景色ではありますが、それを誰かと共有したいという意図よりも、「見る人の中でどのような感情や記憶が立ち上がるか」ということに関心があります。
このような視点は、浮世絵のもつ“省略”や“余白”の美学から強く影響を受けています。特に、歌川広重の風景画に見られるような平面的で簡潔な構成や、あえて大きく余白をとる構図、雨や夕暮れといった時間や空気の描写に強く惹かれてきました。
遠近法に頼らず、画面の中に空間の気配をつくり出すその表現には、具体的でないのに感覚に届く不思議な説得力があります。
また、広重の描く風景には、華やかさよりも静けさや湿度、そして感情の余白のようなものが漂っており、それは私の制作にもつながっています。
私にとって作品は、あくまで「起点」や「マージン(余白)」として存在しており、特定の場所や時間を鮮明に描写するわけでも、自分の感情を強く訴えるわけでもありません。展示を訪れたそのときにすぐ意味が伝わる必要はなく、むしろ時間が経ってから、ふとした瞬間に作品の記憶がよみがえり、「あの展示が、なんだったのか今ならわかるかもしれない」と思えるような、そんな記憶の種になれたらと願っています。
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<さくら _ (Sakura _ )プロフィール>
@study.436
2021年 九州産業大学芸術学部ビジュアルデザイン学科修了
2024年 同大学大学院芸術研究科造形表現專攻修了
福岡市在住
近年の主な活動
【個展】
2024年 「clipping」 (day to day・福岡)、
「in/side」(Gallery NOMA-旧日技梅酒造・佐賀)
2025年「spot」(Artist Cafe Fukuoka・福岡)など
【その他展示】
2024年「WITH vol.1 ARTと生きていく」
(WITH THE STYLE FUKUOKA THE GALLERY・福岡)
2025年「第4回芸術実験 旧比良松郵便局と篠崎醤油蔵」(旧比良松郵便局、篠綺醤油蔵・朝倉)
【その他経歴】
パブリックコレクション
2023年「I’m fine. A / B / C / D」4点
(Gallery NOMA-1技梅酒造・佐賀)
2024年「point / 足元1 / 空を歩く1 / 自転車 / flow /
歩道橋」(cobaco ohori house・福岡)
2025年「おくる」(gallery cobaco・福岡)
「spot」 (Artist Cafe Fukuoka ギャラリー
スペース•福岡)
2023年 アサクラサイダーパッケージデザイン
(アサクラリアル企画・朝倉)
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▪︎ さくら_ 「seane」
▪︎ 日時 : 2025年9月6日土曜日 〜 9月20日土曜日
▪︎ 時間 : 11:30〜19:00 (日曜日 〜18:00)
▪︎ 休日 : 毎週火・水曜日
▪︎ 入場無料
▪︎ 在廊日 : 6,7,12,13,19,20日
*トークイベント 9月7日日曜日17時〜18時(無料)
ご自由にご参加下さい。