[063FACTORY 個展のお知らせ]
11月16日日曜日より、YURIKA MATSUMURA EXHIBITION 「TRACES OF SOMEWHERE AND NOWHERE」を開催いたします。
ぜひご高覧ください。

TRACES OF SOMEWHERE AND NOWHERE
YURIKA MATSUMURA
2025-11-16(SUN)~12-06(SAT)
「Traces of Somewhere and Nowhere(どこかと、どこでもない場所の痕跡)」は、映像に記録された1秒間の水面をもとに描かれたシリーズである。
各作品には、撮影から24時間以内に完成させるというルールが課され、その瞬間の撮影日時と座標が記されている。
一部の作品の映像はAIによって生成されており、現実と虚構のあいだにある曖昧な境界を漂う。
それらは「どこか」に存在した痕跡であり、
同時に「どこでもない場所」の記録でもある。
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今回の新シリーズは全て紙にパステルの作品になります。
展示作品に加えて、今回は撮影から24時間以内に完成させるルールのシリーズなので、
在廊中に1日一枚ずつ完成させ、展示に加えて行く予定です。
また、”Footage Paintings”は、映像を一度絵画に描き写し、さらにそれをアニメーション化する手法です。再生不可能になった祖父の8mmフィルムをきっかけに、映像を「描いて残す」 という行為を始めました。
本展では、”Footage Paintings”の手法を使った『WAVES』と『Simultaneous』の2シリーズを中心に展示します。
『WAVES』では、スマートフォンで撮影され9:16の波の映像を絵画として再構成し、情報として消費される「デジタルの波」と現実の波が重なる様子を、アナログな表現で提示しています。
『Simultaneous』は「同時に起こる」という意味を持つシリーズです。
シリーズの発端となったのは、世界各地のライブカメラ映像をもとに制作した作品です。
長崎、ニューヨーク、ウクライナ、ハワイ、渋谷、ガザの都市景観を描くことで、離れた場所の出来事を同一の時間軸上で体験する状況を再現しました。
その後、友人とのビデオ通話をもとに制作した作品群では、都市の運河の水面に映る瞬間を描き、同じ時間に生きる異なる場所の生活や風景を重ねて可視化しています。一瞬と永遠が交錯する空間を描くことで、観てくださる方と共に、『私たちはどこまで本当の「今」を共有できるのか』を考えたいと思っています。
過去と現在、個人と世界、デジタルとアナログ、瞬間と連続──これらの交錯を通して、私は現代の感覚を絵画で探求し、日常に潜む時間や情報の痕跡を可視化することを目指しています。
こちらは1階にて展示予定です。
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松村優里香
1996年長崎生まれ長崎在住。
近年は、東京、福岡にて個展、グループ展を開催し活躍中。